楽天 『Rポイントカード』 のメリット・デメリット徹底解析 (vs Tカード・Pontaカード)

2014年10月1日、楽天スーパーポイントをお近くのお店でためて使える「Rポイントカード」のサービスが始まりました。
実店舗でのカード提示で、お買い物でポイントがたまる。この分野は『Tポイントカード』や『Pontaカード』が先行しているが、『Rポイントカード』はどう違うのか? 『Rポイントカード』の特徴は何なのか?
ひとつづつ見ていきましょう。


まずは、競合他社カードとざっと比較してみます。


Tポイントカード Pontaカード Rポイントカード
ポイント付与 100円または200円で1ポイント 100円または200円で1ポイント 100円または200円で1ポイント
ポイント利用制限 1ポイントから利用可能、上限なし 1ポイントから利用可能、上限なし 50ポイントから利用可能、上限:3万ポイント/回、10万ポイント/月
ポイント円換算 1ポイント=1円 1ポイント=1円 1ポイント=1円
企業母体 カルチュア・コンビニエンス・クラブ 三菱商事 楽天
提携店舗数 約75,000店 約25,000店 約15,000店
提携店舗:コンビニ ファミリーマート、スリーエフ ローソン、ライフ サークルKサンクス、ポプラ
提携店舗:飲食 ガスト、ドトール、ロッテリア ケンタッキー、ワタミ、大戸屋、ピザハット ミスタードーナツ、プロント、イルバール
提携店舗:衣服 洋服の青山、ドラッグユタカ 紳士服AOKI、JUMBLESTORE 大丸、松坂屋
提携店舗:車 ENEOS、ニッポンレンタカー、オートバックス、得タク 昭和シェル石油、オリックスレンタカー、日産レンタカー、ALFAROMEO、CHRYSLER、Jeep、FIAT 出光サービスステーション
提携店舗:住居・暮らし アート引越センター、アットホーム、minimini、シャディサラダ館 サカイ引越センター、日本通運、アパマンショップ、保険の窓口 アリさんマークの引越社、日本通運
提携店舗:宿泊 コンフォートホテル、東急ホテルズ、三井ガーデンホテルズ ルートインホテルズ、HIS -
提携店舗:金融 スルガ銀行、琉球銀行、新生銀行 十六銀行、三菱東京UFJ銀行、住信SBIネット銀行 楽天銀行
提携店舗:サービス TSUTAYA、Yahoo!、Softbank、スポーツデポ、ゴルフ5 ゲオ、セガ、HMV 楽天市場



Rポイントのメリット
①ネットでの利用価値
なんといっても業界最大手の楽天市場でのポイントと共通であることでしょう。
楽天市場でたまったポイントが普段利用する実店舗で使える。また、普段利用する実店舗でたまったポイントが楽天市場で使える。
この相互関係は、オンラインショップ最大手の楽天を利用するユーザーにとっては、期間限定ポイントを気軽に消費する手段としても、とても魅力的です。
もちろん、Pontaカードには『Pontaポイントモール』、Tポイントカードには『Tポイントモール』がありますが、商品数を比較しても、オンラインでの利用価値は楽天が優勢といえます。TポイントはYahooやSoftbankと提携していることもあり、楽天に次いで多く、この分野ではPontaモールがひとり負けな感じです。

②期間限定ポイントの利用
Tポイントでは、キャンペーンなどでたまった期間限定ポイントは、実店舗で利用することはできません。
しかし、Rポイントカードは、期間限定ポイントも利用可能なのです。楽天市場を利用している人は誰しもが悩む、期間限定ポイントの使い道。
「今月末に期間限定ポイントの100ポイントが消えてしまうが、楽天市場で消費しようとしても送料を考えると100円でおさまらない..。」
Rポイントカードはそんな100ポイントも、いきつけのコンビニで消費できてしまう優れものなのです。



Rポイントのデメリット
①ポイント利用制限
『Tカード』や『Pontaカード』は1ポイント以上1ポイント単位で利用可能なのに対し、『Rポイントカード』は、50ポイント以上1ポイント単位となっている。わかり辛い表現だが、以下に例をご紹介。
【30円の駄菓子をポイントで買いたい時】
TカードとPontaカードでは、30ポイント以上保有していれば、全額ポイントで購入可能。
しかし、Rポイントカードは50ポイント以上からでないと利用できないため、ポイントを利用して購入することはできません。
【5万円の高級品をポイントで買いたい時】
TカードとPontaカードでは、利用ポイントに上限がないため、全額ポイントで購入可能。
しかし、Rポイントカードは1回3万ポイント、月に10万ポイントまでしか利用できないため、2万円は実費を出さなければいけません。

②加盟店の数
やはり、実店舗で利用することが前提となるこの手のカードは、どれだけ自分が行きつけの店舗で利用できるかが重要となってきます。
現時点では、Tカードの1/5ほど、Pontaカードの1/2ほどしかない事はネックとなってきます。
※ネットショップ最大手の楽天なので、実店舗数が増えていくのは時間の問題ですが。



メリット・デメリットありますが、簡単に言いますと、楽天市場を利用する人であれば、作るべきカードと言えるでしょう。